「日本陸軍の兵站戦」 バックナンバー

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メールマガジン「軍事情報」連載記事のバックナンバーです。

バックナンバー記事一覧

日本史と世界史に“横串”を入れる

はじめに 元陸上自衛官の宗像久男(むなかた・ひさお)と申します。『我が国の歴史を振り返る』をスタート致します。 本メルマガの狙いは「我が国の歴史」です。なかでも「我が国の『国防』の変遷」をメインテーマに、我が国と西欧列国や周辺国との関係を中心に振り返り、探り、史実をあぶり出し、「なぜ我が国が江戸、明...

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日本および日本人の4つの特色

はじめに本メルマガは我が国と西欧列国や周辺国との歴史的な関わりを焦点としていますが、その前にどうしても理解しておきたい我が国の地理的特性や日本人の資質などを整理しておこうと思います。1970年代になりますが、イザヤ・ベンダサン(山本七平氏のペンネームと言われています)の『日本人とユダヤ人』に出てくる...

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「大航海時代」:欧州人と初めての関わり(1)

はじめに 笑氏様 貴重なご意見ありがとうございました。私も笑氏様ほど専門家ではありませんが、さまざまな議論があることを調べさせていただきました。よって、冒頭に「さまざまな議論が・・・」と断らせていただきました。私は、あくまで日本民族の相対的な特性を述べさせていただきましたが、笑氏様の言われるような例...

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「大航海時代」:欧州人と初めての関わり(2)

「ここに地終わり海始まる」 ユーラシア大陸の最西端はポルトガルの「ロカ岬」です。ここに、ポルトガル史上最大の詩人といわれるルイス・デ・カモンイス作の「ここに地終わり海始まる」との石碑が建っています。 私は、どうしても「ロカ岬」に行ってみたくなり、昨年2月、この地を訪れました。写真で紹介できないのは残...

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信長・秀吉時代の外交と防衛を考える(1)

信長――存在そのものが防波堤に! 信長・秀吉そして家康の3人は、天下統一を成し遂げた偉業のみが歴史上の話題になっていますが、外交・防衛上も歴史的偉業を残したと考えております。まさに「人の利」です。まず、欧州人と最初に接した戦国時代末期、信長・秀吉時代の外交・防衛を振り返ってみましょう。戦国時代は、「...

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信長・秀吉時代の外交と防衛を考える(2)

はじめに M様、ありがとうございました。司祭を現地人から採用したのは日本だけだったというのは初めて知りました。確かに欧州列国の歴史は、我が国の戦国時代以上にすさまじい歴史の連続だったと実感します。それらの経験を通して、したたかな外交や軍事戦略が生まれ、発展してきました。 日本でも戦国時代には山本勘助...

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江戸時代初期の外交・防衛を考える(1)

「大航海時代」の“主役”交代「大航海時代」が始まってからしばらく過ぎた16世紀前半、欧州では「宗教改革」が起こり、カトリックとプロテスタントの新旧両派がキリスト教世界を二分する激しい宗教戦争へ転化・拡大し、17世紀まで続きました。日本に最初にたどり着いた「イエズス会」は、1534年にフランシスコ・ザ...

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江戸時代初期の外交・防衛を考える(2)

「鎖国」は植民地化防止の手段だった! 前回も述べましたが、当初は布教に目をつぶり、貿易を優先した家康がキリスト教禁止を決断するまでには相当の葛藤があったようです。徐々に、秀吉同様、軍事的征服を断念したスペインなどが布教を手段に侵略しようと戦略転換した意図を見破り、危機感を抱き始めます。そして秀頼の動...

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「治安維持」のための江戸時代の諸制度

信長・秀吉・家康の外交・防衛(総括) 信長の「抑止」、秀吉の「積極防衛」(戦略攻勢)、そして家康の「鎖国」は「専守防衛」と共通点があることから、「国防」という観点に立てば、我が国は、戦後時代から江戸時代にかけて、現代にも通ずる“3形態”を経験してしまいました。その結果として、「植民地化防止」という目...

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長く続いた“太平の世”

はじめに M様 Emperorと王の違いに関するご丁寧な指摘、ありがとうございました。言われるとおり、ドライな西欧列国が秀吉や家康を王ではなく、Emperorと呼称したところに、2人が当時の天皇を凌駕する「力」を保有していたという我が国の実情をよく認識していた証拠だと思います。他方、明が秀吉を「日本...

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欧州諸国の「大変革」(前段)

ご挨拶「我が国の歴史を振り返る」も第10話まで来ました。いつもご愛読いただき、ありがとうございます。時々、歴史の専門家の皆様からコメントや認識不足をご指摘いただき、そのつど不勉強さに赤面しながら“歴史の奥の深さ”を噛みしめております。「我が国の歴史を振り返る」と言いましても、本メルマガの重点はあくま...

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欧州諸国の「大変革」(後段)

社会構造まで大変革させた「産業革命」「産業革命」についても触れましょう。18世紀半ばから19世紀にかけて、イギリスを皮切りにベルギー、フランス、アメリカ、ドイツ、ロシア、そして日本と順次各国に起こった一連の産業の変革を「産業革命」と呼称していますが、「市民革命」と並び、近代とそれ以前を分かつ“分水嶺...

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江戸中期以降の我が国周辺情勢と混乱(その1)

ご挨拶 つい最近、尊敬する元自衛官の大先輩から「新しい視点からの我が国の歴史探訪に感銘しました。日本史と世界史の関連もわかります。高校時代にこういう歴史を習いたかったです」とご丁重なお葉書をいただきました。おもはゆいですし、自己PRと批判されるかも知れませんが、素直に嬉しかったことと、どの世代も“違...

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江戸中期以降の我が国周辺情勢と混乱(その2)

ロシアの接近と江戸中期の「海防論」 歴史上、我が国に最初に接近してきたのは、欧州諸国の中では後進国のロシアでした。ロシアは、中国領土の外満州が“南下”の障壁となっていた18世紀当初からカムチャッカや千島列島に進出して来るようになり、我が国との通商も求めて来ました。これらの情勢を受けて、「四方を海に囲...

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「ペリー来航」と開国(その1)

はじめに(民族の差) だいぶ前ですが、インドのマンモハン・シン元蔵相が「かつて欧州から鉄砲が伝来した際、日本人はこれをマネして火縄銃を作った。中国人は鉄砲を見せられて値切りにかかり、インド人に至っては、横目でチラリと見るだけだった」と自省の念を込めて語ったとの記事を発見、興味深く読みました。確かに、...

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「ペリー来航」と開国(その2)

世界史と日本史に“横串”を入れて振り返らないと「史実」は解明できない典型的な例と思うのですが、18世紀当初よりたびたび日本近海に出没していたロシアやイギリスに先駆けて、なぜアメリカの「ペリー艦隊」の来航となったのでしょうか? 幕府の狼狽と「開国」に至る混乱を振り返る前に、この疑問を解明しておきたいと...

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江戸幕府の滅亡(その1)

「太平天国の乱」と「第2次アヘン戦争」1851年、清が衰退する原因となった「太平天国の乱」が発生します。洪秀全(こうしゅうぜん)を天王とするキリスト教組織の反乱といわれていますが、その実態は複雑かつ大規模で、全盛時は中国の南半分を勢力下に収めたといわれ、1864年まで続きます。1856年、清の混乱に...

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江戸幕府の滅亡(その2)

「日米修好通商条約」締結の真相前回に続き、「日米修好通商条約」の締結経緯を振り返ります。ハリスが条約締結を迫ってきた当初、老中首座の堀田正睦(まさよし)は、孝明天皇の“勅許”を得て条約締結を企図しようとしましたが、攘夷派の少壮公家の抵抗もあって“勅許”は得られませんでした。孝明天皇自身も「鎖国・攘夷...

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江戸幕府の滅亡(その3)

時代の変化に追随できなかった「統治システム」「尊皇攘夷」運動の「尊皇」はともかくも、「攘夷」は、まさに最近、我が国の労働人口不足が眼前に迫っていることを熟知しながら、外国人受け入れに拒否反応を示し、出入国管理法の改正反対を叫ぶ一部の人たちのように、現実を無視した“精神的な高まり”だったと個人的には考...

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「明治維新」と諸外国の関わり

はじめに 皆様、あけましておめでとうございます。「平成」最後の新年をいつもとは違う気分で迎えられた方も多いのではないでしょうか。皆様とともに、新しい時代の我が国の安寧をお祈り申し上げたいと思います。 新年最初のメルマガなので、昨年末から続いている話題に少し触れてみましょう。韓国海軍の駆逐艦が海上自衛...

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「明治維新」による国家の大改造(その1)

はじめに お陰様で、本メルマガも20回目の記念すべき発信となりました。ここまで毎回お読みいただいた読者の皆様には、日本史と世界史に“横串”を入れて歴史を振り返ると「違った歴史が見える」ことをご理解いただいているのではないかと思います。しかし、そのことを本当に“実感”するのは「明治時代」以降です。安倍...

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「明治維新」による国家の大改造(その2)

1200年間も温存された「律令制」はじめに、前回の「国の政体」について少し補足しておきましょう。本メルマガは、我が国が欧州列国と関わりを始めた16世紀ぐらいからスタートしましたので、我が国の「国体」とも言える“天皇家に権威が属する”「律令制」については言及しないままでした。「律令制」は、中国の制度を...

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「明治維新」による国家の大改造(その3)

はじめに 今年最初のメルマガで「日韓関係」を取り上げましたところ、時々、このような「時事問題」を取り上げてもらいたいとの要望がありました。正直、元自衛官としては、さまざまな安全保障や防衛の問題に関して、多くの国民が“関心や危機意識を持たない”現状をとても心配しております。また、時に“にわか解説者”な...

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「明治維新」による国家の大改造(その4)

はじめに(三たび、「日韓関係」について)前回、「日韓関係」について、自衛隊と韓国軍隊の本質的な違いを述べましたが、韓国軍隊の指揮系統などについて紹介するのは遠慮していました。ところが、インターネット上で「軍の情報・防諜部隊である『機務(きむ)司令部』が解体され、『軍事安保支援司令部』が創設された」と...

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「明治維新」による国家の大改造(その5)

日本近代化を支えた海底炭坑の島「軍艦島」「明治維新による国家の大改造」を振り返っていますが、明治時代の近代化のスローガンだった「殖産興業」の細部についてはほとんど触れませんでした。そこで、一昨年9月、明治から昭和に至る「殖産興業」の代表例とも言うべき「軍艦島」(端島)を訪問する機会がありましたので、...

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明治時代の「国民精神」を育てたもの

はじめに(長州藩の藩庁・萩市を訪問)いよいよ次回から、「日清戦争」「日露戦争」、そして大正時代を経て昭和に至るまで、我が国が巻き込まれた「戦争」の歴史を中心に振り返ることになります。その前に、時代は少し前後しますが、今回は「明治維新」や「国家の大改造」を成し遂げた、つまり、明治時代の「国民精神」のよ...

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「日清戦争」の原因と結果(その1)

はじめに「戦争」を理解するには、“軍に関する諸制度”を意味する「兵制」(あるいは「軍制」)、“国家戦略”を意味する「国防方針」、軍人教育(人材育成)、戦術、兵器体系、それに実際の戦史なども踏み込んで考えないと、その本質がわからないものです。戦後の歴史家や有識者の方々が“最も不得意とする”「軍事」です...

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「日清戦争」の原因と結果(その2)

はじめに(沖縄の県民投票)/h4> 本題に入る前に、辺野古移設の賛否を問うた沖縄の県民投票に触れてみましょう。投票の結果はすでにご承知の通りです。今回は、沖縄に米軍基地が集中している歴史的経緯は省略しますが、沖縄の地理的位置、つまり地政学的視点から沖縄を考えてみたいと思います。地政学とは、地理と政治...

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「日清戦争」の原因と結果(その3)

はじめに 前回の沖縄の県民投票に少しだけ加えておきましょう。中国の覇権主義が増大する一方、朝鮮半島の先行きが不透明になった今、米国が“在沖米軍”を撤退するのは、米国の対アジア政策を大幅に変更する時だけと考えます。 巷にはすでに「米軍撤退の事態に備えよ!」との主張も散見されますが、米国の国家戦略や歴史...

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「日清戦争」の原因と結果(その4)

はじめに(米朝合意の延長)すでにご承知のように、ベトナムで行なわれた第2回米朝会談は合意に至らず、会談は失敗したかに見え、世界中のマスコミで話題になりました。歴史を見れば、戦争の終末は、「下関講和会議」(後述)のように講和会議によって決着がつきます。通常の場合、このような会議は勝者と敗者が明確になっ...

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“アジアを変えた”「日清戦争」

はじめに お陰様にて、本メルマガも今回で30回を数えます。やっと「明治」の半ばですから、まだまだ“旅”は続きます。これまで何度も話していますが、歴史を“点”(時代時代のトピックス)や縦の“線”(日本史としてのつながり)だけでなく、“面”(日本史と世界史の“横串”)で見ると“違った歴史”が見えてくるこ...

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世界を驚かせた「日英同盟」

はじめに 4月1日、新元号が発表されました。本メルマガにおいても、機会を見つけて「平成時代の総括」を試みたいと考えておりますが、最近、個人的に最も気になっているのは、EU離脱をめぐって二転三転、迷走しているように見える“イギリスの動向”です。この背景には、藤原正彦氏が『国家と教養』の中で指摘している...

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「日露戦争」開戦までの情勢(前段)

はじめに 田中様、英国離脱(ブレグジット)について「自国政府の上にもう一つの政府があるのは、いつか是正されて当然」とのご意見、ありがとうございました。 考えてみますと、本メルマガでも紹介しましたが、欧州に主権国家が誕生したのは、1948年の「ウエストファリア条約」以降であり、それ以前はローマ教皇や皇...

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「日露戦争」開戦までの情勢(後段)

はじめに 皆さんはロシア、あるいはソ連というと何を思い浮かべるでしょうか? 良くも悪くも我が国とロシアは長く、そして切っても切れない深い関係にあります。何かの本かネットで「最近の若者は日本とロシアが戦ったこと、そして日本が勝利したことを知らない」との記事を読んだことがありますが、多くの日本人に定着し...

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日露の「戦力」と「作戦計画」比較

はじめに 最近の“流行り言葉”で言えば、「平成」最後のメルマガです。のちのちの記念になるかと思うと何か感慨深いものがあります。さて、「戦争(争い)の勝敗」は、一般的には「優勝劣敗」つまり「力(戦力)」が勝っている側が勝利します。この「力」には「有形」と「無形」の要素があります。「有形」の要素には兵員...

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「日露戦争」の経過と結果(その1)

はじめに(「令和」最初のメルマガ配信にあたって) 35回目となる今回は、「令和」に入って2日目の記念すべきメルマガとなりました。今回以降、3回にわけて「日露戦争」の経過と結果を振り返りますが、私など元自衛官にとっては、いわゆる「戦史」としてなじみがありますし、何と言っても“勝ちいくさ”ですからつい筆...

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「日露戦争」の経過と結果(その2)

はじめに 大型テレビという“文明”の発達によって、我が家の茶の間(今やリビングというべきか)おいて、リアルタイム、しかも“解説付き”の鮮明な映像で、天皇陛下の退位や即位の行事を観ることができるということに改めて感動とある種の感慨を覚えながら、一連の行事を拝見させていただきました。本メルマガ風に分析す...

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「日露戦争」の経過と結果(その3)

はじめに冒頭から少し話が逸れますが、陸上自衛隊の幹部教育には「戦史」という課目はありますが、戦争に至る情勢や外交、戦後処理などについて体系立てて幅広く学ぶ「外交史」や「戦争(指導)史」のような課目はありません。当然ながら、一般的な「日本史」や「世界史」についても(すでに習得しているものとして)学ぶこ...

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“新たな時代の幕開け”となった「講和条約」

はじめに 先日、北方四島に関して、酔った上で「戦争しないとどうしようもない」旨の発言をして所属党から除名された国会議員が話題になっています。私も過去に「ビザなし交流」で訪問した経験があり、ロシアの不法占領の“現状”や返還運動のこれまでの“いきさつ”は熟知しておりますが、正直申し上げ、若いとは言え、国...

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陸・海軍対立のはじまり

はじめに 最近、久しぶりに“きな臭くなった”中東情勢が気にかかります。もう16年ほど前になりますが、陸上幕僚監部の防衛部長として「イラク復興支援」の計画・実行を担当し、なじみのない中東地域の“特異な情勢下”で実際のオペレーションを展開した経験があります。その中で今も覚えているのは、イスラム教の“ラマ...

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20世紀を迎え、様変わりした国際社会

はじめに本メルマガも記念すべき40回目も迎え、ようやく「明治時代」を終えようとする所まで来ました。5月25日から28日まで、令和時代の最初の国賓として米国のトランプ大統領をお迎えし、国中が沸騰しました。天皇陛下のお言葉にもありましたように、日米関係は、ぺリ―が来航して「日米和親条約」を締結して以来、...

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揺れ動く内外情勢の中の「明治時代」の終焉

はじめにメルマガ「軍事情報」の読者であれば、『戦争にチャンスを与えよ』(文春新書)という本を知っている方も多いと思います。本書は、独特の戦略論を展開している、アメリカの著名な戦略家、エドワード・ルトワックの近著で、2年ほど前に日本語にも翻訳されました。ルトワックは、「戦争は巨悪であるが、政治的な紛争...

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「激動の昭和」に至る“道筋”を決めた「大正時代」

はじめに 「大正時代」を振り返りながら、長い間、「明治時代」と「大正時代」は何が違うのだろうかと考えていました。そうしたなか、先日、『地ひらく』(福田和也著)という石原莞爾の伝記を読み直していた時、「石原莞爾自身も明治と大正の時代の違いを真剣に考え、やがてそれが石原の高邁な戦略論に発展する」旨のくだ...

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第1次世界大戦と日本

はじめに 最近、ホルムズ海峡をめぐって、“きな臭い動き”が活発化しています。前回取り上げた「サラエボ事件」が「第1次世界大戦」に発展したように、小さな事件がその対応を誤ると、熾烈な戦争に拡大する例は枚挙にいとまがないと歴史は教えてくれます。 我が国へ運ばれる原油の8割はホルムズ海峡を通ってきますので...

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「ロシア革命」と「シベリア出兵」

はじめに「メルマガ軍事情報」でエンリケさんが再三紹介された『漫画クラウゼヴィッツと戦争論』を私も読ませていただきました。陸上自衛隊の元将官、つまり軍事の専門家の“端くれ”としての立場で私も本書について少し解説したいと思います。陸上自衛隊の幹部は(全員ではありませんが)、在任中に不滅の戦略論といわれる...

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第1次世界大戦と日本ー相次ぐ派兵要請ー

はじめに先日、トランプ大統領による「日米安全保障条約」をめぐる発言が話題になりました。トランプ大統領は、本条約締結の歴史的経緯や“非対称性”、そして“思いやり予算”や平和安全法制の整備などの我が国の努力を十分知った上で、それでも「米国は日本を助けるが、米国が攻撃された場合、日本は我々を助ける必要がな...

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「第1次世界大戦」の終焉と「ヴェルサイユ条約」

はじめに(参議議員選挙について) 参議院選挙たけなわです。選挙の焦点は、消費税と年金のようですが、正直申し上げ、私は、各党首の議論やそれに迎合したマスコミの報道などを観ると腹が立ちます(「メルマガ軍事情報」の読者はどのような考えをお持ちか、ぜひ本音を聞いてみたいものです)。言うまでもなく、我が国は民...

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「第1次世界大戦」の歴史的意義

はじめに7月8日、保守の論客だった竹村健一氏が89歳で亡くなられました。「日本の常識は世界の非常識」など数々の流行語を生み出した竹村氏を何度もテレビで拝見し、その話し方の“小気味よさ”に感動したことを覚えております。最近、ある人が書いた“竹村氏の遺訓”なるものを読ませていただき、改めて我が国が、古く...

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“歴史的岐路”となった「ワシントン会議」

はじめに 今回の話題は「ワシントン会議」ですが、会議がまさにその後の歴史を変えた、つまり“歴史的岐路”となったことを強調して上記のような表題にしてみました。しかし、後々に歴史を振り返ってみて初めて“歴史的岐路”だったことがわかるわけで、本会議に参加した全権代表や当時の為政者たちは、“その後の歴史がど...

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「大正時代」が“残したもの”

はじめに 最近、時々“読者反響”をいただきます。いずれも本メルマガに肯定的な評価を賜り、ありがたく思っておりますし、本当に励みになります。御礼が遅くなってしまいましたが、田中様、江野様、そしてうずまき様、ありがとうございました。 毎回のメルマガの冒頭でエンリケさんから、私が本メルマガに込めた“想い”...

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“波乱の幕開け”となった「昭和時代」(前段)

はじめに(「昭和時代」をいかに振り返るか)偶然にも第50回目の今回から「昭和時代」に突入します。本メルマガの第1回目に本メルマガ発信のきっかけを書きましたが、真の目的は、戦後、歪めて教えられ、伝えられ、そして理解してきた「激動の昭和時代」を振り返り、本当は何が起きていたのか、つまり“史実”は何だった...

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“波乱の幕開け”となった「昭和時代」(後段)

はじめに毎年のように、広島・長崎の平和祈念式典や終戦記念日の時期になると、“戦争の悲惨さ”や“戦前の反省”を取り上げる番組が多くなりますが、なぜか米軍の“極悪非道”な戦いとか、ソ連や中国の残虐な“ふるまい”を批判するのはほぼ皆無です。また、最近の日韓関係は悪化の一途をたどっています。これらの「現象」...

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第2次世界大戦を引き起こしたアメリカ発の「世界恐慌」

はじめにお盆休みを利用して、話題の映画『アルキメデスの大戦』を観る機会がありました。この映画はフィクションです。時は昭和8年頃、海軍がワシントン・ロンドン両軍縮条約からの脱退(昭和10年:本文参照)を見据えて、将来の海軍戦力をいかに構築していくかの“抗争”を映画化したもので、概要は以下のとおりです。...

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「満州事変」の背景と影響@―日本と満州の関係―

はじめに(GSOMIA破棄について) ついにと言うべきか、やはりと言うべきか、韓国が「日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)」を破棄しました。これに対する日韓両国や米国の反応がおおむね出尽くしたと考えますが、私も元自衛官の立場から本協定破棄が我が国、朝鮮半島そして東アジアの安全保障にいかなる影響を...

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当時の中国大陸で何が起きていたか?

はじめに ユーラシア大陸東側、わずかに200qの対馬海峡を隔てただけの島国の我が国は、有史以来、大陸と“関わりなし”では生きて来られませんでした。前回の冒頭で、最近の韓国事情について取り上げましたが、いつの時代も、朝鮮半島の背後には、見せかけだけはアジアの大国・中国、そして南下を国是とするロシア(ソ...

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「満州事変」前夜と勃発

はじめに(日本人ジャーナリスト河上清氏について) 読者の皆様は、戦前から戦後、米国で活躍した日本人ジャーナリストの河上清氏(別名、K・カール・カワカミ)をご存じでしょうか。明治6年生まれの河上氏は、明治34年には同士5名とともに社会民政党を創立するも、同党が禁止されるや身の危険を感じて渡米し、以来生...

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昭和陸軍の台頭

──────────────────────────────―はじめに(“反日ばかりでない”韓国事情) 今回のテーマとは全く関係ないのですが、先日、「韓国人観光客激変!」の記事を目にしました。本メルマガでもしばしば韓国事情に触れていますが、今回は、“韓国は反日ばかりでない”ことを示す話題を3点、取り...

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「満州事変」の拡大と国民の支持

──────────────────────────────―はじめに(香港デモが意味するもの) 本メルマガでは、これまで朝鮮半島情勢については何度か取り上げましたが、香港デモについては触れることがありませんでした。中国建国70周年に合わせて、またもや大々的なデモや集会が開かれ、警官が実弾を発砲する...

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満州国建国と国際連盟脱退

はじめに(香港デモが意味するもの) 本メルマガでは、これまで朝鮮半島情勢については何度か取り上げましたが、香港デモについては触れることがありませんでした。中国建国70周年に合わせて、またもや大々的なデモや集会が開かれ、警官が実弾を発砲する事態にまで発展したこの機会にこの話題を取り上げてみましょう。 ...

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「二・二六事件」の背景と影響

はじめに(「大正デモクラシー」終焉が意味するもの)前回、「五・一五事件」で犬養毅首相が暗殺され、「大正デモクラシー」は短い生命を終えたことを紹介しましたが、その事象がその後の我が国の歴史にいかなる影響を及ぼしたのか、について興味を持ちました。 当時の日本は、「満州事変」と一連の戦線拡大によって大満州...

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「支那事変」に至る日中情勢の変化

はじめに 記念すべき60回目の発信となりました。読者の皆様にはいつもお付き合いいただき心より感謝申し上げます。歴史の素人の私が歴史書を読み漁ってからだいぶ時が経ちますが、歴史研究家の皆様のご苦労に思いが至るのが、まさにこれから振り返る「支那事変」以降です。さまざまな事象が複雑に絡み合い、歴史を動かし...

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「盧溝橋事件」から「支那事変」へ

はじめに私などが偉そうなことを述べるのは僭越極まりないとの自覚のもとに、10月22日に執り行なわれた「即位礼正殿の儀」など一連の行事について感想を少しだけ述べたいと思います。 まず、古式ゆかしく執り行なわれた、一連の厳かな儀式を拝見し、一国民として改めて我が国の悠久の歴史や伝統に思いが至り、感動する...

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「支那事変」の拡大と「南京事件」

はじめに 本メルマガでは、政治に関する論評などは控えてきたのですが、最近、政治家の不祥事や不用意な発言が毎日のようにマスコミや国会で話題になり、大臣辞任が続いていることを心配しております。確かに、法律を作って国民の法令遵守を強要する“国会議員が法律を犯すなどとんでもない”との感情は理解できないわけで...

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「支那事変」止まず、内陸へ拡大

はじめに(天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典について) 天皇陛下御即位に関連する一連の行事が続いておりますが、11月9日、皇居前広場で行なわれた国民祭典に参列する機会を得ました。 祭典の概要はNHKでも中継されましたので、ことさら紹介する必要はないと考えますが、やはり現場にいないとわかない“肌感覚”...

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“歴史を動かした”ソ連の陰謀

はじめに(日中交渉打ち切りの内幕) 前回、近衛首相の「蒋介石を対手にせず」(昭和13年1月)と交渉打ち切りに至った日本側の議論についてもう少し補足しておきましょう。 中国側の応答拒否に対して、交渉即打ち切りを主張する近衛首相以下政府閣僚と、打ち切り尚早(しょうそう)としてさらなる交渉を望む多田駿(は...

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世界に拡散した「東亜新秩序」声明

はじめに(『反日種族主義』を読む)22日、韓国が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の協定破棄を凍結し、失効が回避されました。仮に破棄されても、両国の関係が直ちに壊れるようなことはなかったとは思いますが、東アジアにおける中国と米国の“パワーバランスの変化”や米朝会談など朝鮮半島情勢への影響は計り知れ...

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危機迫る“欧州情勢”

はじめに(“些細な出来事”について) 歴史を研究しますと、はじめは“些細な出来事”(と思ったこと)がその後の“壮大な歴史のうねり”に発展することがよくあることに気がつきます。「事の始まりとはこのようなものか」といつも考えさせられますが、最近の“些細な出来事”を取り上げてみましょう。 11月24日、香...

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著者略歴

宗像久男(むなかた ひさお)
1951年、福島県生まれ。1974年、防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。1978年、米国コロラド大学航空宇宙工学修士課程卒。 陸上自衛隊の第8高射特科群長、北部方面総監部幕僚副長、第1高射特科団長、陸上幕僚監部防衛部長、第6師団長、陸上幕僚副長、東北方面総監等を経て2009年、陸上自衛隊を退職(陸将)。 2018年4月より至誠館大学非常勤講師。『正論』などに投稿多数。


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