はじめに(令和元年を終えるにあたって)
今回が本年最後の配信となります。1年を改めて振り返ってみますと、最大の出来事は、何と言いましても元号が「平成」から「令和」に変わったことだったと思います。
私事ですが、私の父は、「明治」があと3か月で終わろうとする明治45年4月生まれで、幸運にも「大正」「昭和」「平成」時代を苦労しながら生き延び、平成14年に92歳で亡くなりました。徴兵年齢を超えていたので徴兵の経験はなかったのですが、3人の弟たちは皆、徴兵され、戦死者もおります。また、食糧事情や未発達な医療体制のせいか、生まれたばかりの長男を亡くしています(戸籍上は私の兄にあたります)。
父の世代と比べると、「昭和」「平成」「令和」と大過なく生き延びた私たちの世代は、時に自然災害には遭遇しても、今のところ“戦争や疫病などで大量に命を奪われる心配がなく、何と幸せなことか”としみじみ思ってしまいます。創設から70年あまり過ぎた自衛隊も、殉職者はおりますが、戦死者は1人もいないのです。
私事を続けますと、これも巡りあわせなのでしょうか、「令和」元年の今年6月に待望の初孫が誕生しました。子や孫たちの世代は、将来、いくつの元号を経験し、そして大過ない人生を送ることができるのだろうかと、心はつい未来に向かいます。
そのような先日、皇位継承の最大の宮中祭祀、天皇の一世一代の「大嘗祭(だいじょうさい)」が古式ゆかしく執り行なわれた「大嘗宮(だいじょうきゅう)」を見学してきました。18日間の一般公開の間に、延べ約78万2千人が訪れたようです。
この「大嘗宮」造営をめぐっては色々とご意見がありました。恐れ多くも私見を申し述べれば、私は、歴史や伝統の継承はまず“形が大事である”と考えます。目に見えないものはなかなか伝わらないからです。
宮内庁の資料によれば、「大嘗宮」は、天皇陛下がご即位後、初めて新穀を皇祖・天神地祇(てんじんちぎ)に供えられ、自らもお召し上がりになり、国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝され、ご祈念になる「大嘗祭」の中心的な儀式「大嘗宮の儀」のために造営されたものとなっています。
実際に見学しますと、そのような様々なご意見に配慮してか、少なくとも外見は思った以上に質素な木造建築物という印象を持ちました。しかし、質素な中にも、諸所に「大嘗宮」建築の目的を十二分に理解した現代の棟梁達のプライドや想いや意気込みが感じられ、このような“精神”もまた、伝統的な建造技術とともに先人から受け継がれ、そして後世に伝わっていくものと確信し、とても感動することでした。
取り壊された後は、バイオエネルギーとして再利用されると聞きましたが、12月の寒い日曜日、見学に約3時間を要しましたが、この目で「大嘗宮」を見ることができた満足感と喜びを胸に抱き、「日本人に生まれて良かった」としみじみ想いつつ、帰り道にささやかな祝杯を挙げさせていただきました。見学できなかった人たちのために紹介しておきます。
「石油の一滴は血の一滴!」
さて、今回の話題は、日米対立の直接の原因となったとも言える「石油」です。この話題を4000字弱にまとめるのは難しいのですが、「石油」を避けて真実の歴史を振り返ることは不可能と考えますので、その“さわり”だけ触れてみましょう。
戦争の世紀と言い切っていい20世紀には、様々な近代兵器が発達し、大量殺戮が可能になりました。その陰には、石油をはじめとする化石エネルギーの存在があり、言葉を換えれば、“近代の戦争は石油なくしては成り立ち得ない”ものでした。
その石油の“戦略的重要性”を知らせてくれたのは、第1次世界大戦が始まって間もない頃でした。そのきっかけは、パリ陥落直前、フランス軍の反攻のため、パリ中のタクシー運転手による兵員の前線輸送作戦にありました。仏陸軍のガリエニ将軍のこの機転が功を奏し、仏陸軍は、圧倒的に有利と考えられたドイツ軍勢を押し返すことができたのです。
やがて、イギリスで開発された戦車が鉄条網や敵の機関銃で膠着状態に陥った西部戦線に導入され、連合国に勝利をもたらす契機となります。戦車の実態を悟られないよう、開発中の戦車を“水を輸送するための車両”と偽装して「タンク」と呼んだことから、今でも戦車の英語表記は「タンク」となっているのです。
イギリス陸軍が無視した戦車(装軌式装甲車)のアイデアを拾い上げ、開発を開始させたのは、当時、海軍大臣のチャーチルだったという有名なエピソードも残っています。
当時の戦車は燃費が悪く、1リットルあたり数百メートルしか走行できなかったようで、フランスのクレマンソー大統領は、すでに世界一の産油国であったアメリカに「石油の一滴は我が兵士の血の一滴に値する」と記した電報を送り、石油の支援を求めたのでした。
また、兵器として戦車の他に航空機や潜水艦も開発されました。海の戦いについては、大戦中本格的な海戦は「ユトランド沖海戦」一度だけでしたが、燃料を石油に変更したイギリス艦隊がドイツ艦隊に勝利して、北海の制海権を確保するとともに、ドイツ艦隊を本国母港に封じ込めました。
まさに第1次世界大戦は、“石油が戦争の真の担い手”となり、これ以降、各国は石油の“戦略的重要性”を強く認識し、石油利権をめぐって激しい攻防を繰り返すことになります。
我が国の石油事情
「石油の一滴は血の一滴!」、この同じ言葉を我が国も大東亜戦争遂行の標語として使いますが、これは後の話です。少し時代をさかのぼり、我が国の石油事情を振り返ってみましょう。
戦前の我が国は、国家としての燃料政策がほとんどなったなかで、海軍だけは、建軍以来一貫して燃料問題に取り組んでいました。燃料がなければ船を動かすことができないからです。海軍は、日露戦争前の1900(明治33)年から艦船燃料を石炭から石油に変更する研究を開始し、さまざまな実験を行なっていました。
そして、1906(明治39)年には重油タンク(6千トン)を横須賀に建設、翌07年には、炭油混焼方式の大型軍艦「生駒」建造に着手しました。
しかし、産油国でない我が国の石油確保は困難を極めます。特に「八八艦隊」は、建造費が当時の国家予算の約3分の1、維持費が国家予算の約半分を必要とする大計画でしたので、国会の議論は、国家としての燃料油の問題を巻き込むことになります。
昭和8年、ようやく陸軍も海軍に同調しはじめ、国家の政策として、石油の民間備蓄義務、石油業の振興、石油資源の確保、代用燃料工業の振興などの政策が「石油国策実施要綱」としてまとめられます。
1938(昭和13)年頃には、“水からガソリンができる”という詐欺師が起こした「水ガソリン事件」も発生しています。海軍高官には「水には石油に必要なCはないが、酸素Oがある。Oの横をちょっと切ればCになる」との奇妙な説明を信じた人もいたようで、三日三晩の公開実験の結果、詐欺は暴露します。まさに“ワラならぬ、水にもすがる思い”だったのでしょう。「海軍が化学教育を軽視したことが原因」と「日本海軍燃料史」には記されています。
満州に石油はあったか?
いつもながらの「歴史にif」ですが、「もし満州国が建国された時代に、満州に油田が発見されていたら、その後の我が国の歴史は大きく変わった」とだれもが考えるのではないでしょうか。
しかし、この仮説はあながち非現実的なものではありませんでした。現在の中国の原油産出量は、世界第7位(2018年)にランクされ、そのほとんどが旧満州国及び北支(現在は、華北と呼称)に所在する大油田から産出されているからです。
中国は、戦後の1955(昭和30)年頃から、ソ連の技術協力を得て旧満州国中央部の大規模な石油の探鉱を開始し、1959年にはハルピン北部の「大慶油田」を発見します。その後、奉天北部の「遼河油田」(中国3大油田の1つ)などを次々に発見します。
フルシチョフ時代になると政治路線の対立が起こり、ソ連の技術者が総引き揚げしますが、「改革開放」時代以降、中国はアメリカや日本からも先進技術を導入して、華北の「勝利油田」「大港油田」などの増産に成功します。
満州国建国からわずかに30年あまり後のできごとでした。なぜその時代に、満州や北支で石油は発見されなかったのでしょうか。
当時から満州国内で現地調査が行なわれ、「満蒙でも石油が見つかる可能性はある」と調査団は報告しています。試掘も行なわれましたが、当初は、石炭鉱山調査用のボーリングを実施したとか、(今でも油田はない)ジャライノール(ノモンハン北部)地域で探鉱作業をしたが発見できなかったなどの記録が残っています。
さらに、我が国の他の地域ではすでに米国の最新鋭の掘削機が導入していましたが、満州国の石油探鉱は日本の国家機密であったことから、最高水準の技術を保有する米国の探鉱請負者を投入することを避けていたとの記録もあります。
その背景に、陸軍は、石油に関してはもっぱら海軍にゆだねた形となり、“動き出すのが遅かった”ことがあります。陸軍は、満州事変、盧溝橋事件、ノモンハン事件と続いて起こった大陸での戦闘で、ようやく戦車隊や工兵、車両を擁する機械化戦力が必要であると痛感し、ガソリン、軽油、航空機燃料の必要性を認識したのでした。そのため、海軍のように、地質調査や探鉱作業の専門家がいなかったことが致命的でした。
昭和11年頃の満州国は、「産業生産5か年計画」により約52億円の投資計画によって、銑鉄生産目標年112万トン、石炭年1000万トンが掲げられていました。これに満州油田によって石油が産出されれば、一大コンビナートが出現し、「日本が石油を求めて南方に進攻する必要性はなかった」と戦後、旧満州地域の石油事情に詳しい関係者が「おしいことをした」と悔しがっているのです。
今にして思えば、“喉から手が出る”ほど石油が欲しかった海軍がなぜ満州の石油探鉱に協力を申し出なかったのか不思議ですが、その形跡はありません。根底に、陸軍と海軍の対立など様々な要因があったものと考えるしかないのですが、チャーチルの進言を採用した英国陸軍と海軍の関係を羨ましく感じる瞬間です。
その後、我が国は、目指すべき方向として、石炭を液化する「人造石油」の生産に傾いていき、北海道に工場施設などを建設しますが、実際には資材不足などで稼働率も低迷し、期待した生産量の3%ほどに留まったようです。
ちなみに、陸上自衛隊の北海道滝川駐屯地の本部隊舎は、当時の人造石油会社の本社建屋をそのまま使用していますし、留萌駐屯地にも研究所や工場の建築物が残されています。いずれも当時の法律に基づき補助金がつぎ込まれたためか、自衛隊が作る安普請の建築物に比して立派で頑丈な建物です。
このような現状から、伝統的にソ連を仮想敵国とした「北進論」の陸軍内部も次第に「南進論」に傾いて行きます。そして、近衛首相が唱えた「東亜新秩序」に従って、「アジアの盟主日本が、同じアジアの同胞を植民地の苦役から解放し、その石油資源を日本の安定した供給源とするのは極めて道理にかなっている」と「これこそが日本の進むべき道」だとして、松岡洋右外相の「大東亜共栄圏」構想に結実していくのです。
他方、我が国のこの国策は、米国と真っ向から対立することになります。当時、石油自給率8%の我が国は、石油の80%を米国から輸入していましたが、米国の「石油禁輸」によって、我が国は世界で最初の“石油危機”に直面します。
その結果、前述の「石油の一滴は血の一滴!」の標語になるのですが、当時、米国は世界最大の石油生産国・輸出国であり、原油生産量は我が国の740倍もあったのです。今回のテーマは、「戦争は『石油』で始まり、『石油』で決まる。」です。振り返れば、我が国は、ものすごい国と戦争したのでした。
日米戦争開始までは、内外情勢ともに様々な紆余曲折があります。その細部は、次回(1月16日配信予定)以降振り返ってみましょう。
皆さま、良いお年をお迎えください。
(以下次号)
(むなかた・ひさお)
(令和元年(2019年)12月26日配信)
著者略歴
宗像久男(むなかた ひさお)1951年、福島県生まれ。1974年、防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。1978年、米国コロラド大学航空宇宙工学修士課程卒。 陸上自衛隊の第8高射特科群長、北部方面総監部幕僚副長、第1高射特科団長、陸上幕僚監部防衛部長、第6師団長、陸上幕僚副長、東北方面総監等を経て2009年、陸上自衛隊を退職(陸将)。 2018年4月より至誠館大学非常勤講師。『正論』などに投稿多数。
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- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「日米戦争への道程(その7)「ついに開戦決定」」 (令和二年(2020年)2月27日配信)です。
- 「大東亜戦争」をいかに伝えるか
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」をいかに伝えるか」 (令和二年(2020年)3月19日配信)です。
- 「大東亜戦争」の戦争戦略
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の戦争戦略」 (令和二年(2020年)3月26日配信)です。
- 「真珠湾攻撃」の真実
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「真珠湾攻撃」の真実」 (令和二年(2020年)4月2日配信)です。
- 「ミッドウェー作戦」の真実
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「ミッドウェー作戦」の真実」 (令和二年(2020年)4月9日配信)です。
- ガダルカナル島の敗戦が“潮目”に
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「ガダルカナル島の敗戦が“潮目”に」 (令和二年(2020年)4月16日配信)です。
- 「絶対国防圏」が粉砕して「捷号作戦」へ
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「絶対国防圏」が粉砕して「捷号作戦」へ」 (令和二年(2020年)4月23日配信)です。
- 「ポツダム宣言」と広島・長崎原爆投下
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「ポツダム宣言」と広島・長崎原爆投下」 (令和二年(2020年)4月30日配信)です。
- 終戦とマッカーサー来日
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「終戦とマッカーサー来日」 (令和二年(2020年)5月13日配信)です。
- 米国の「日本研究」とその影響
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「米国の「日本研究」とその影響」 (令和二年(2020年)5月21日配信)です。
- 「WGIP」の目的と手段
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「WGIP」の目的と手段」 (令和二年(2020年)5月28日配信)です。
- 「日本国憲法」の制定経緯
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「日本国憲法」の制定経緯」 (令和二年(2020年)6月4日配信)です。
- 「日本国憲法」の意義と「憲法学の病」
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「日本国憲法」の意義と「憲法学の病」」 (令和二年(2020年)6月11日配信)です。
- 「3R・5D・3S政策」と「東京裁判」
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「3R・5D・3S政策」と「東京裁判」」 (令和二年(2020年)6月18日配信)です。
- 占領期初期の欧州および周辺情勢
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「占領期初期の欧州および周辺情勢」 (令和二年(2020年)6月25日配信)です。
- 情勢変化に伴う占領政策の変容
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「情勢変化に伴う占領政策の変容」 (令和二年(2020年)7月2日配信)です。
- 「東京裁判」の結果と評価
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「東京裁判」の結果と評価」 (令和二年(2020年)7月9日配信)です。
- 我が国の安全保障政策をめぐる議論
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「我が国の安全保障政策をめぐる議論」 (令和二年(2020年)7月16日配信)です。
- 変容する国内情勢と「朝鮮戦争」前夜
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「変容する国内情勢と「朝鮮戦争」前夜」 (令和二年(2020年)7月23日配信)です。
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- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「朝鮮戦争」の経緯と我が国に与えた影響」 (令和二年(2020年)7月30日配信)です。
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- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「マッカーサー証言」の意味するもの」 (令和二年(2020年)8月6日配信)です。
- 「サンフランシスコ講和条約」締結への道程
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「サンフランシスコ講和条約」締結への道程」 (令和二年(2020年)8月20日配信)です。
- 「サンフランシスコ講和条約」締結と主権回復
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「サンフランシスコ講和条約」締結と主権回復」 (令和二年(2020年)8月27日配信)です。
- 「大東亜戦争」の総括(その1)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の総括(その1)」 (令和二年(2020年)9月3日配信)です。
- 「大東亜戦争」の総括(その2)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の総括(その2)」 (令和二年(2020年)9月10日配信)です。
- 「大東亜戦争」の総括(その3)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の総括(その3)」 (令和二年(2020年)9月17日配信)です。
- 「大東亜戦争」の総括(その4)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の総括(その4)」 (令和二年(2020年)9月24日配信)です。
- 「大東亜戦争」の総括(その5)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の総括(その5)」 (令和二年(2020年)10月1日配信)です。
- 「大東亜戦争」の総括(その6)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の総括(その6)」 (令和二年(2020年)10月8日配信)です。
- 「大東亜戦争」の総括(その7)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の総括(その7)」 (令和二年(2020年)10月15日配信)です。
- 「大東亜戦争」の総括(その8)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「「大東亜戦争」の総括(その8)」 (令和二年(2020年)10月22日配信)です。
- あとがき(その1)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「あとがき(その1)」 (令和二年(2020年)10月29日配信)です。
- あとがき(その2)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「あとがき(その2)」 (令和二年(2020年)11月5日配信)です。
- あとがき(その3)
- 「我が国の歴史を振り返る」のバックナンバー「あとがき(その3)」 (令和二年(2020年)11月12日配信)です。